整形外科
糖尿病センター組織図
整形外科のご案内
整形外科手術症例のデータ登録について
2020年4月1日よりから、整形外科の手術症例のデータ登録がスタートします。当院では、この事業の必要性・重要性を理解し、積極的に参加してまいります。
本事業は、病院・手術の質を上げる点でも、大変重要な事業ですので、皆さまにもご理解の上、ご協力をお願いします。なお詳しくは、下記のURLをご参照ください。
※整形外科手術症例のデータ登録について(当院からのお知らせページ)
https://www.matsunami-hsp.or.jp/oshirase/24803/
Topics.1
人工逆肩関節置換術(リバース型人工肩関節置換術)を行っています。
1986年頃からフランスで使用され、徐々に全世界に広がったリバース型人工関節ですが、日本では2014年4月に遅ればせながら認可となりました。 リバース型は今は決められた病院でしか使われていません。肩の手術経験が累計100例以上(鎖骨骨折を除く)、そして50例以上の腱板手術を行っている、日本整形外科学会の定める講習会を受講しているなど、実施する医師に基準が設けられている為です。岐阜県下では2015年時点では岐阜大学病院と当院だけです。
(⇒リバースショルダーのページへ)Topic.2
圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術 BKP(Balloon Kyphoplasty、セメント固定)を行っています。
骨粗鬆症による椎体圧迫骨折は多くの場合は安静、コルセットでの外固定などで骨がだんだん固まり安定し痛みが改善します。しかし時間が経っても骨癒合(骨がつく)せずぐらつきによる痛みが残る場合があります(偽関節
(ぎかんせつ
)といいます)。つぶれた骨が徐々に壊れて神経を圧迫することで麻痺が出てくることもあります(遅発性
(ちはつせい
)麻痺
(まひ
)といいます)。その場合、より侵襲の大きな手術が必要となってしまいます。BKPは骨折部をバルーンでひろげて骨セメントを入れる手術です。脊椎固定術に比べて体の負担が少ない手術です。
(⇒BKPのページへ)主な対象疾患
整形外科では、以下の疾患などを対象とします。
- 骨折治療
- スポーツ障害
- 関節外科(肩・股・膝・足など)
- 脊椎外科
- リウマチ
- ※松波総合病院北館の整形外科にお越しください。(紹介状をお持ちでない方・紹介状をお持ちの方)
- ご予約について
診療内容
人が生き生きとした生活を送るためには、立つ・歩く・物を持つなど自分の体を動かすことが必要です。体を動かすために必要な部分を運動器といい、骨・関節・靭帯・腱・神経・筋肉などが含まれます。整形外科とは、これらの運動器の病気(疾患)や怪我(外傷)を診療する科です。わかりやすくいうと、頭と内臓以外は全て整形外科の分野です。もし、あなたが体のどこかが痛い・事故で怪我をした・手足が思うように動かせないといった症状でお悩みでしたら整形外科を受診してください。当科では、患者さんの悩みを親身になってうかがい、生き生きとした生活を取り戻すお手伝いをします。 診療方針について
「骨折治療」では、最新の技術を用い、確実な治療を行うことで早期の社会または家庭復帰を目指します。当科の最も得意とする分野の一つで、高齢者に多い大腿骨頚部外側骨折では髄内釘を用いることで手術後翌日より歩行訓練を含むリハビリテーションが可能であり、大きな成果を挙げています。適応症例ではMIPO(Minimally Invasive Plate Osteosynthesis)手術を積極的に行い、患者様への術後疼痛の軽減や早期機能回復の成果を挙げています。
スポーツ障害
「スポーツ障害」では、一流の競技レベルの選手から趣味のスポーツレベルの方まで、広い範囲でスポーツに関連した外傷や運動器障害の治療を行います。スポーツ整形外科では早期に高いレベルへの機能回復を目指しますが、このような高度な医療技術を一般の患者さまにも積極的に還元しています。特に肩インピンジメント症候群、腱板損傷、反復性脱臼などの肩関節疾患へも関節鏡を用いた手術を積極的に行っています。膝関節の十字靭帯損傷に対する治療では、関節鏡を使って小さな皮膚切開により靭帯を再建し、スポーツを含めた機能回復を早期に可能にします。また、スポーツ整形外科では、スポーツによる外傷や障害を予防することも重要な仕事の一つであり、岐阜大学病院や連携医、スポーツ専門医の先生方と連携して今まで以上に活動を活発にさせたいと考えています。 関節外科センター
「関節外科」では変形性関節症の手術が増加しています。また、外傷後の変形などによっても痛みや可動性の低下が日常生活の支障を来し手術となります。こうした関節疾患に対し様々な骨切り術や、人工関節置換術によって日常生活レベルの向上を図ります。
関節外科センター 脊椎外科センター
「脊椎外科」では、高齢社会のなか脊椎疾患は増加傾向にあり、脊椎外来および脊椎外科医の果たす役割は大きくなっています。当院では椎間板ヘルニアや脊柱管窄症そして脊椎外傷など種々の脊椎の病気や外傷を診断・治療します。脊椎疾患は高度な専門知識と技術が要求されるため、岐阜大学病院や脊椎専門医の先生方と連携し患者様の手術治療を行い確実な治療成績を挙げております。平成26年度からは脊椎外科センターも開設いたしました。
脊椎外科センター主な疾患・治療
関節鏡視下手術
- 肩関節(反復性肩関節脱臼、関節唇損傷、腱板断裂、など)
- 肘関節(野球肘、関節ネズミなど)
- 手関節(三角線維軟骨複合体損傷、手根管症候群など)
- 股関節(関節唇損傷、大腿骨寛骨臼インピンジメント症候群など)
- 膝関節(半月板損傷、前十字靭帯損傷、関節軟骨損傷など)
- 足関節(足関節インピンジメント症候群、有痛性三角骨など)
人工関節置換および再置換術(変形性関節症などにおける下記手術)
脊椎手術
体外衝撃波疼痛治療
2022年度 手術件数
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