かわばたレター

2017年11月のレター

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 早いもんですね。もう11月。今年も終盤に向かってます。でもびっくりしましたね。この時期になんと台風上陸ですよ。幸い岐阜には大きな被害はなかったんですが、聞くところによると記録上3番目に遅い台風上陸なんだそうです。なんだか今年は季節感がズタズタになっちゃいましたね。どんな冬になるんでしょう。考えると怖くなってくるのは私だけなんでしょうか。穏やかなでも冬らしい冬が来るといいですよね。

 10月は中学校の講演が二つありました。犬山中学と江南市の古知野中学、どちらも愛知県の中学校です。古知野中学は開校70周年記念行事に招かれての講演です。ありがたいお話です。全校生徒の皆さんの前で、命の尊さ、赤ちゃんが産まれる神秘について、胎児医療の話題を織り交ぜながらお話させてもらいました。どちらの学校も、体育館に全校生徒と保護者の皆さんが着席しているところに、拍手を浴びながら私が入場します。いやあ、こっぱずかしい。多感な時期の生徒さんたちですからね。性教育の話に触れると、会場全体がざわつくんです。でもこれって正常な反応なんですよね。そして、産まれてすぐに亡くなってしまう赤ちゃんの映像を見てもらうと、場内は水をうったように静まりかえるんです。みんなしっかり聞いてくれました。犬山中学校ではお礼にと、全校生徒で校歌を歌ってくれたんです。これがまた見事な混声合唱なんです。男子の声変わりした声と女子の高く澄んだ声が絶妙なハーモニーを造り出すんです。鳥肌がたちましたね。保護者の皆さんも大勢来てくださいました。両校の先生方にも本当にお世話になりました。もうすぐ皆さんの感想文が届くことになってます。どんな思いを伝えてもらえるんでしょうね。楽しみです。来月のレターでちょっとお知らせしますね。

 中京テレビのキャッチに出演させてもらうようになって半年が経ちました。最近面白いことに気がついたんです。以前メ〜テレのドデスカ!に出演してた頃は電車の中で観てますよ、と声をかけてもらうことが多かったんですが、キャッチになってからデパートやスーパーで声をかけてもらうことが多くなったんです。放送時間の違いなんですかね。基本的に私はタレントじゃないんですが、観てますよって言われるのはなんかうれしくなっちゃいます。でも頑張って下さいって言われると、ハイとは応えるんですが、どうすればいいんでしょうね。私、ちゃんと診療もやってますからね。

 さてFC岐阜。10月の最初の試合はグランパスとの名岐ダービーマッチ。チケット完売ということで観戦はあきらめてたんですが、思わぬところからチケットが手に入ったんで行ってきました。観衆1万7千人!もちろん新記録です。メインスタンドの両端にほんのわずかな空席があるんですが、まっぷたつに分かれた満員のスタンドは圧巻でした。グランパスサポーターは赤と黄色の旗でスタンドの上段と下段を塗り分けます。対する岐阜は全員が緑の紙を掲げて立ち上がり、入場する選手を迎えます。かつては2千人にも満たない観衆で試合をしてたこともあったんですよ。感慨深いものがありましたね。結果は大差の敗戦になってしまったんですが、負け惜しみじゃなくて内容的には点差ほどの惨敗じゃなかったですよ。勝敗を分けた理由としては、決定力の差が出てしまったという感じですね。そして、今年は早々とJ2残留が決定しました。最近はシーズン終了間際まで残留が危ぶまれてましたから、今年はみんな頑張りましたよ。もちろん目指すはJ1ですからね。来シーズンはもっと頑張ってもらわないと。そのためにはみんなでもっと応援しないといけないですね。


ではまた。

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