診療科・部門のご案内

人工透析センターの概要

図12014年11月より、当院南館1階に、外来透析患者専用の透析施設として、人工透析センターを開設しております。入院透析患者さんの透析施設として血液浄化センターと合わせて、患者さんの状態・状況に合わせた迅速かつ的確な治療・環境をご提供しています。
人工透析センターでは、食事や運動をはじめとする日常生活管理のアドバイス・支援も行っており、長期にわたる維持透析も安心して快適に続けていただけます。

人工透析センターの治療

当センターでは、腎不全の患者さんを対象に血液透析を行い、患者さんが安心して日常生活を送ることができるよう、治療を提供しております。

腎不全について

慢性腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症などの病気が悪化すると、腎臓の機能が低下し、水分・老廃物・電解質など体液の調節ができなくなります。
この状態を腎不全といい、進行すると水分や老廃物が体内に蓄積して、尿毒症、肺水腫、中枢神経・消化管の出血といった症状を引き起こし、生命の維持が困難になります。

血液透析について

体外に取り出した血液を、ダイアライザーという人工の膜に通し、体内に溜まった不要な水分・老廃物を取り除く方法で、基本的には週3回、1回につき4時間行います。

図2

人工透析センターの特色

体調管理

血液透析を専門に行う当センターでは、医師・看護師・技士をはじめとする専門スタッフが患者様の体調管理を行うことで、安心して日常生活を過ごしていただけます。

治療体制

透析患者様の社会復帰や生活改善のお手伝をさせていただく専門の医師・看護師・技士を配置し、安全で質の高い透析療法を実施しています。また、地域における外来透析センターの拠点として、災害時の対策にも万全の体制で取り組んでいます。

治療環境

透析室内には50床のベッドを用意しております。

当院での治療

安定した透析療法をお受けいただけることはもちろん、万一、入院が必要な場合や合併症が発見された場合には、専門治療へスムーズにつなげていくことができます。

松波総合病院での治療

  • 月・水・金:午前の部、夜間の部
  • 火・木・土:午前の部

※詳しくは、当センタースタッフにお尋ねください。

透析患者様専用駐車場

透析をお受けになる患者さん専用の駐車場を設けております。

※詳しくは、当センタースタッフにお尋ねください。

2023年 実績

外来透析施行回数

2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
透析センター17,95618,17019,04518,52818,70819,362

入院透析施行回数

2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
透析センター1,2411,033785535653770
血液浄化センター3,4512,6702,1342,2202,5802,265
ICU+HCU+病棟215261171259447243
入院透析 合計4,9073,9643,0903,0143,6803,278

その他の血液浄化療法

2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
持続緩徐式血液濾過術 CHDF65108177194123137
血漿交換療法 PE DFPP174129843508
吸着式血液浄化法 エンドトキシン(PMX)131618140232137
血液成分除去療法 L-CAP G-CAP231084585928
腹水濾過濃縮再静注法 CART7112116311

透析センターにおける患者動向

2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
外来維持透析移行14201272018
他施設維持透析患者の転入100412
当院維持透析患者の転出724726
維持透析患者の死亡7247139
移植021101
離脱010001
増減-29-3−463
その他(在宅移行)100000
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