かわばたレター

2018年5月のレター

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かわばたレター5月号

 

 桜がない入学式になったかと思ったら、ゴールデンウイーク前に最高気温が30℃突破。なんか気候はやっぱり変ですね。世界レベルでさまざまな異常気象が起こってるようです。地球が怒ってるんじゃないでしょうか。温暖化、砂漠化、いろんなことが懸念されるこの頃です。とても心配ですね。みんなで地球を守らないと!

 
 4月は、岐阜市の梅林中学校で命の授業をさせてもらいました。全校生徒と保護者の皆さん、先生方をあわせると総勢500名近い方が集まってくださってびっくりです。生徒さんはとてもお行儀がよく、熱心に話を聞いてくださいましたよ。岐阜市の中心部にある学校ですから、少々やんちゃなのがいるんじゃないかと思ったんですが、みんなしっかりと話を聞いてくれました。最近は両親と一緒に暮らすことができない子どもも珍しくなくなってます。生活環境はさまざまであったとしても、これから長い人生を生きていく中学生の皆さんに、赤ちゃんはどうやって産まれてくるのか、親子とは何か、家族とは、そして命の意味を自分なりの言葉で中学生に伝えてきました。大学で、長良医療センターで、たくさんの赤ちゃんが理不尽にも短い生涯を終える現場を見てきました。こういったご家族から私が学んだことを、皆さんに伝えることができたことは、ほんとうによかったと思ってます。この様子は422日の中日新聞の朝刊で紹介されてますよ。

 
 岐阜でこういう場所に行くのは久しぶりなんです。去年は愛知県から声がかかることが多かったんです。別に意識したつもりはないんですが、仕事場が愛知県との県境に移ったからなんでしょうか。なんにしても、私の話がお役にたつならばどこへでもうかがいますよ、喜んで。講演の謝礼が高額という話もあるようですが、私はこれで生活してるわけじゃないんですからね。自分としては社会貢献事業くらいに考えてるんです。きちんとしたスポンサーがいて、しっかり謝礼を頂けるのは実際ありがたいんですが、必要とされるところには行かないと、ですね。もしも私の話を聞いてみたいと思われたかたがいらっしゃったら、松波総合病院の経営企画部広報課までご連絡下さい。

 私の家の小さな庭にバラの木があったんです。去年の台風のときに強風で根元から折れてしまいました。しっかり花をつけていただけに残念だったんですが、春先に折れた幹から小さな芽が出てきていることに気づきました。その芽がすごい勢いで太く伸びてきてるんです。そしてよく見ると、先の方にいくつかつぼみができてることにびっくりです。ほんとに根元からポッキリと折れてしまってたんですよ。それが1年も経たないのに花が咲きそうなんです。自然の力ってすごいですね。今更ながら驚きました。今年もまたピンクのバラの花が私を楽しませてくれそうなんです。嬉しいです。楽しみです。

 
 さてさてFC岐阜。だいぶエンジンがかかってきたようです。この間は首位相手にアウエーでスコアレスドロー。順位こそあまり上がってはいないんですが、中位の団子の中にしっかりと食らいついてます。この展開になると、ひとつ勝てば順位が一気に上がりますからね。勢いに乗ってホーム初勝利を期待したんですが、残念ながら5月に持ち越し。試合の内容は悪くないどころかかなりいいんですよ。ただ結果がついてきてないんです。決定力不足、詰めが足らない、などなど言われてますが、チームとしてはしっかり機能してます。きっと一つ勝てば変わるんでしょうね。技術、体力はスポーツには欠かせないんですが、ここに何かが加わらないといい成績にはならないんでしょうね。それは運なんですよ。あと少しの我慢です。 
ガンバレ、エフシー ギフ!!

   
ではまた

 

4月21日 
梅林中学校「川鰭市郎医師講演会・中日新聞掲載記事」

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