人間ドックや健診を受けるなら、ぜひ眼底写真撮影を含むものを受けましょう!
病気には自覚症状が出てから受診してもだいたい治るものと、自覚症状が出てからでは手遅れでほとんど元に戻らないものがあります。たとえば一般的に白内障や結膜炎などは、症状が出てからでも治療することで改善することができますが、緑内障は自覚症状が出てからでは遅いという代表的な疾患です。
視神経に緑内障性の特徴的な変化を生じ、それに相応して視野障害をもたらす病気です。簡単に言い換えると、見える範囲が狭くなって生活に支障をきたす病気、と言えます。緑内障で見にくくなったという自覚症状が出て眼科を受診された時には、すでに視野の3分の1から2分の1ほど障害されていることがほとんどです。治療しても、その後の進行を遅めることができても視野を回復することは残念ながらできません。
早期発見して進行を抑制することが大事となってきます。
そのためにはどうしたらいいでしょうか。
眼底検査(または眼底写真撮影)です。
眼底の視神経乳頭という部分に、緑内障性変化が出てくれば自覚症状が出る前に見つけることができます。
ぜひ眼底写真撮影を受けましょう。