脳神経外科
糖尿病センター組織図
脳神経外科のご案内
主な対象疾患
脳神経外科では、以下の疾患などを対象とします。
- ※松波総合病院北館の脳神経外科にお越しください。(紹介状をお持ちでない方・紹介状をお持ちの方)
診療時間・診療担当医表
脳神経外科の診療時間・診療担当医表
医師紹介
医師の詳細情報
学術論文
学術論文 |
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(1) 澤田元史、八十川雄図、水谷大佑 |
脂質管理による頸動脈不安定プラークの安定化 〜スタチンとEPAの安定化の類似点・相違点〜 脳卒中 in press |
(2) Sawada M, Yasokawa Y, Mizutani D |
Appropriate selection of CAS or CEA and proper use of a protection device in the event of CAS according to carotid plaque characteristics. Journal of Neuroendovascular Therapy 10: 190-195, 2016 |
(3) 澤田元史、八十川雄図 |
破裂解離性椎骨動脈瘤に対する血管内治療のピットフォール 〜術側椎骨動脈の再開通と非術側椎骨動脈の新生動脈瘤〜 日本神経救急学会誌 28: 6-11, 2016 |
(4) 澤田元史、田邉 淳、八十川雄図、岩間 亨 |
EPA/ロスバスタチン併用による頚動脈不安定プラークの安定化 脳卒中の外科 41:39〜45, 2013 |
(5) 澤田元史、八十川雄図、岩間 亨 |
未破裂前交通動脈瘤へのより安全な手術アプローチ 〜瘤の突出方向による手術法の選択〜 脳卒中の外科 39:449〜453, 2011 |
(6) 澤田元史、八十川雄図、岩間 亨 |
未破裂脳動脈瘤手術のピットホール 〜動脈硬化合併例での問題点と手術対策〜 脳卒中の外科 38:348〜352, 2010 |
診療内容
当院は、日本脳神経外科学会専門医研修施設、日本脳卒中学会認定研修教育病院の認定を受けています。 また、「脳血管内治療の実施施設」として学会から正式に認定されており、この実施認定施設は血管指導医の資格を持つ医師が3年以上赴任した施設のみ与えられるもので、岐阜県内の多くの病院のなかでも当院を含めて3施設だけです。 1983年に設立されました。中枢神経系の疾患を対象とし、手術適応の決定から手術治療、術後治療・再発予防を行っています。
治療について
脳卒中・脳血管障害の治療は、脳卒中センターが中心となって行います。脳梗塞などの虚血性脳血管障害に対しては、内科・放射線科との連携をもとに、血栓回収術などの超急性期治療から、慢性期のバイパス術・内膜剥離術・経皮的血管拡張術など、予防的手術の適応決定や手術的治療を行っています。脳出血・くも膜下出血などの出血性疾患に対しては、治療法・手術適応の決定から内科的治療、手術的治療、再発予防を行っています。手術的治療では外科手術と血管内手術の両者を使い分けて治療しています。いずれについても急性期からリハビリテーションを開始しています。
※脳卒中の治療法には大別して2つあり、ひとつは全身麻酔が必要な外科手術、もうひとつは全身麻酔を必要としない局所麻酔下で施行可能な脳血管内治療、すなわちカテーテル手術です。多くの施設ではいずれか一方に偏っていますが、当院は外科手術とカテーテル手術の使い分けができるのが特徴です。 具体的には、脳動脈瘤に対して①開頭クリップング術と②コイル塞栓術があり、頸動脈狭窄症に対し⑴頸動脈内膜剥離術(CEA)と⑵頸動脈ステント留置術(CAS)がありますが、当院では患者さんに応じてそれらを自由に選択し治療できます。
開頭クリッピング術
コイル塞栓術
頸動脈内膜剥離術(CEA)
頸動脈ステント留置術(CAS)
2つの治療法には一長一短があり、造影剤を使用するCASは腎不全患者さんには不向きです。 このような患者さんの背景、紹介して頂いた先生方のご希望に沿ってプラークの性状を考慮して、いずれの治療が最適かを選択しています。
緊急性の高い外傷の治療には常時対応し、救急外来から速やかに治療を開始して、経過観察から手術治療を含めた全身管理を行なっております。顔面外傷を伴った頭部外傷については形成外科・耳鼻咽喉科と協同して診療しています。
治療件数 年間70件以上の頸動脈ステント留置術治療件数は、日本国内においても屈指の多さを誇ります。
機能外科手術が可能 顔面痙攣や三叉神経痛などの筋肉注射で治らない難治な疾患への手術加療が可能です。
顔面けいれんの手術
機能外科として顔面痙攣や三叉神経痛への神経血管減圧術(MVD)も積極的かつ安全に施行しています。
心疾患のため岐阜ハートセンターで治療される患者様は、ほぼ全員が術前に当院で頭から首までのMRI検査をし、安全を確認してから手術を行う連携ができています。
検査について
CT検査には随時対応しております。MRI検査は原則として予約制ですが、緊急時には24時間対応しています。患者様紹介時には、放射線科に連絡いただけば、MRIを受診日に検査できるよう手配します。 脳ドックは、人間ドック・検診センターと当科が協力して行っています。 お申し込みは人間ドック・検診センターまでお願いします。
2022年度 手術実績
Ⅱ.脳血管障害 |
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破裂脳動脈瘤クリッピング術 | 6例 |
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未破裂脳動脈瘤クリッピング術 | 16例 |
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頸動脈内膜剥離術 | 15例 |
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バイパス手術 | 2例 |
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開頭血腫除去術 | 5例 |
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脳血管障害 その他 | 17例 |
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Ⅲ.外傷 |
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急性硬膜下血腫 | 1例 |
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減圧開頭術 | 1例 |
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慢性硬膜下血腫 | 41例 |
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その他 | 3例 |
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Ⅶ.血管内手術 |
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血管内手術総数 | 60例 |
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破裂脳動脈瘤塞栓術 | 1例 |
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未破裂脳動脈瘤塞栓術 | 8例 |
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閉塞性脳血管障害(ステント使用) | 26例(24例) |
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血管内手術 その他 | 12例 |
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クリニカルインディケーター・診療実績
クリニカルインディケーター(医療の質の指標)・診療実績はこちら
主な検査・医療機器
検査・医療機器 | 台数 |
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3.0T MRI | 1 |
1.5T MRI | 1 |
ヘリカルCT | 1 |
マルチスライスCT | 1 |
血管撮影装置 | 2 |
ガンマカメラ | 1 |
重心動揺計 | 1 |
手術用顕微鏡 | 3 |
脳波計 | 1 |
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