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医療安全室で専従薬剤師として患者さんや医療従事者の安全を守るために業務を行っています。病院におけるヒヤリ・ハットやインシデント報告の3分の1は薬剤が関与しています。薬剤の管理方法から投与エラーなどさまざまな報告が挙がって挙がってくるため、薬剤師の視点から1つ1つ原因を確認して問題点を把握しています。インシデント対策は個人の努力や「気をつける」だけに依拠することは限界があります。問題に応じて、システム改善や手順書マニュアルを見直し、インシデントを起こりにくい仕組みを作っています。薬剤部のみでなく他部署との連携などさまざまな視点から安全対策を行う必要があるため、やりがいもありますし、責任を感じています。
今後も患者さん、医療従事者の安全を守るため、重大なインシデントが起きないために少しでも貢献できるように精一杯努めていきたいと思います。
近年、医療DXが進展し、私たち薬剤師の業務にも大きな変化が出てきています。当院の薬剤部では、アプリの開発やAI、VRの研究を医師と協力して行っています。薬剤部は、新しいアイデアを試すための環境が整っており、新しい薬剤師として成長できる理想的な場所だと自信を持って言えます。
20年ほどさまざまな薬剤師業務を行う中、データの管理に関して疑問を感じることがありました。また、業務の効率化と適正化を進める中で、データをいかに利用していくかが重要でした。薬剤部では、日常業務へのデータ利用が進んでいましたが、病院全体でもデータを利用する風土を広げれなければいけないという思いがありました。
JUST DWHというノーコードでデータ分析が可能なシステムを導入したのを機に、薬剤部外へ飛び出しました。現在は医事会計を長年経験してきた事務職員とともに、問題点の洗い出しや、データを利用することで業務の効率化と適正化ができるということを普及させています。
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