診療科・部門のご案内

チーム医療

周術期管理チーム

2022年度診療報酬改定において、周術期薬剤管理加算が新設されました。当院では手術が決定した患者に対して、薬剤師が術前休薬管理を行っています。手術時に使用する薬剤の選択や投与量の提案や周術期の投与計画を行い、医師にアドバイスしています。また、術後には麻酔科医、看護師とともに術後疼痛ラウンドに参加し、鎮痛剤の投与計画の検討、服薬指導を行っています。周術期において薬剤師が介入することで痛みや吐き気、感染症を減らすことにやりがいを感じています。

AST

抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)の一員として、抗菌薬の適正化や医師、薬剤師からの相談応需、病棟薬剤師が設計したTDMの確認などを行っております。
2023年10月より薬剤師が専従となり、感受性に応じた抗菌薬選択や腎機能に応じた用法容量などの適正化をより早期に実施できるようになりました。抗菌薬適正使用推進のためには、抗菌薬を使用する医療従事者一人ひとりが適正について考えていく必要があります。私もそうでしたが、感染症治療は感染臓器や原因菌、患者背景など複合的に考えることが多く、苦手意識をもつ薬剤師も多いです。入院患者さんの注射抗菌薬については、全症例確認を行っておりますので、病棟薬剤師とも連携をとり、抗菌薬やTDMについてアドバイスを行うことで、適正使用の意識をもってもらえるよう努めています。

DMAT

2016年に「日本DMAT隊員養成研修」を受け、日本DMAT登録隊員になりました。
DMAT(Disaster Medical Assistance Team)は、大地震や台風、大規模な事故などが起こった際に被災地に駆けつけ、災害医療を行うための専門的な訓練を受けたチームのことです。
当院は岐阜DMAT指定病院であり、医師、看護師らとともに災害時には一刻も早く被災地に向かえるよう、日頃より備えと実戦訓練に定期的に参加しています。災害時には薬が必要であっても充分に行き届かない状況になり、詳細な薬歴が不明になることもあります。そのなかで、薬剤師としてできることはたくさんあり、薬剤師が災害医療に関わっていくことは大きな力になると思っています。

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