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災害拠点病院

当院は、平成23年10月26日に岐阜県から「災害拠点病院」に指定されました。

災害拠点病院とは

阪神・淡路大震災の教訓を生かし、被災地の医療の確保、被災した地域への医療支援を行うために、平成8年に厚生省(当時)により制度化されました。災害時には、地域の医療機関等との円滑な連携を通じ、重症患者への適切な医療を提供する事が求められています。災害拠点病院は、基幹災害拠点病院、地域中核災害拠点病院、地域災害拠点病院により分類されており、当院は地域災害拠点病院です。

 

災害拠点病院に求められる主な条件

1、24時間救急対応し、災害発生時に被災地内の傷病者等の受け入れ及び搬出を行う事が可能な体制を有すること
2、災害発生時に被災地からの傷病者を受け入れ拠点にもなること・災害派遣医療チーム(DMAT)を保有し、その派遣
  体制があること
3、救命救急センターもしくは第二次救急医療機関であること
4、地域の第二次救急医療機関とともに定期的な訓練を実施し、災害時に地域の医療機関への支援を行う体制を整えてい
  ること
5、ヘリコプター搬送の際には同乗する医師を派遣できることが望ましい

災害派遣医療チーム(DMAT)の人員構成

人数
医師4名
看護師4名
調整員4名

(2019年10月)

災害派遣医療チーム(DMAT)の配置



 「災害急性期に活動できる機動性を持った トレーニングを受けた医療チーム」と定期されており災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Teamの頭文字をとって略してDMAT(ディーマット)と呼ばれています。医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームです。
遠方の被災地への派遣支援だけでなく、この地域が被災した際には負傷者の受け入れや重傷者の被災地外病院への広域医療搬送などを中心となって行います。

災害時の当院の取り組み

当院では、災害時で被災地の支援を行ってきました。

台風15号(2019年)

災害派遣医療チーム

 9月14日から16日の3日間にわたり医師・看護師・調整員の3名が全日本病院協会の派遣要請を受け千葉県館山市にある安房医療センターへAMATとして派遣されました。
安房医療センターでは災害関連の傷病により平時より救急患者の増加が著しく医療従事者の疲弊に伴う人的支援を要請、また病床が連日満床となり転院搬送のニーズが高かったため救急車での支援を依頼されたので松波総合病院AMATとして救急車にて支援活動を行いました。 安房医療センターでは夜勤帯のER診療支援を行い、転院搬送では亀田総合病院まで救急車にて患者搬送支援を行いました。

 

 

岡山7月豪雨(2018年)

災害派遣医療チーム

 全日本病院協会からの依頼に基づき、当院の前にもん病院協会災害時医療支援活動(AMAT)の3名(医師•看護師•調整員)が、被災地の岡山県へ7月14日に派遣されました。活動期間は14〜16日の3日間で主に医療搬送班として救護活動をお駒いました。

 

 

 

 

 

熊本地震(2016年)

災害派遣医療チーム

 5月15日、医師・看護師を含む6名が熊本県に出発しました。 今回の派遣期間は、15日〜18日までの期間となり、熊本県益城町にて救護活動を行いました。 今回の派遣は、岐阜県病院協会からの依頼に基づき派遣に至りました。 


 

 

 

 

東日本大震災(2011年)


災害派遣医療チーム

 3月24日〜28日までの期間、当院より福島県の被災地に2チームを派遣し、医療支援活動を行いました。
 2チームは、福島県西白河郡と福島県東白川郡の2箇所を拠点に活動し約700名の問診を行い、必要な方には診療や投薬などの医療行為をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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