クリニカルインディケーター

緊急帝王切開における手術決定から児晩出までに要した時間

当院のデータ

年度緊急帝王切開における手術決定から 児晩出までに要した時間
令和5年度(2023年度)73分(4症例)
令和4年度(2022年度)99分(7症例)
令和3年度(2021年度)87分(4症例)
令和2年度(2020年度)79分(7症例)
令和1年度(2019年度)84分(12症例)
平成30年度(2018年度)74分(11症例)
平成29年度(2017年度)86分(18症例)
平成28年度(2016年度)77分(11症例)
平成27年度(2015年度)93分(14症例)
平成26年度(2014年度)85分(4症例)
平成25年度(2013年度)74分(14症例)
平成24年度(2012年度)93分(11症例)
平成23年度(2011年度)82分(13症例)
平成22年度(2010年度)91分(10症例)

この指標の詳細

分娩は「母児ともに健康」が前提です。しかし、時として潜在胎児仮死・胎児仮死・常位胎盤早期剥離・妊娠高血圧症候群の悪化・分娩停止などのため、新生児が仮死状態で生まれたり母体が生命の危機にさらされたりします。そのような状態が予想される場合には、速やかに分娩へ導くために帝王切開術が必要となります。しかしながら、迅速に児を娩出したとしても新生児が仮死に至ってしまっては手術決定のタイミングに問題があるのかもしれません。当院における夜間緊急手術は、院外にいる待機スタッフを招集する必要があり、昼間のように院内スタッフで対応するより、時間的には必要不可欠な無駄が生じます。このような条件を考えると、当院においては極めて緊急を要する帝王切開は極力避ける必要があります。このような観点から、緊急帝王切開における手術決定から児娩出までに要した時間を再検討し、より安全な周産期管理に役立てます。