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10月13日、院内で開かれた 「DMAT隊員養成研修報告 会」では、約100名の職員が 参加。隊員の報告を聞きなが ら、病院としての使命感、日 頃の準備と訓練の大切さを再 認識しました。
2015年6月22日から25日にかけて、兵庫県災害医療センターで開催されたDMAT研修に参加しました。研修には、全国の医療機関から総勢50名が参加。当院からは、八十川雄図(医師)・朝川英範(医師)・杉原智子(看護師)・大野智子(看護師)・今枝篤希(調整役)の5名が参加して、講義やシミュレーション、グループワーク、実践訓練などを受けてきました。気温35度の猛暑と闘いながら、 訓練をやりとげました。
DMAT(Disaster Medical Assistance Team)は、大地震や航空機・列車事故などが起こったとき、一刻も早く被災地にかけつけ、救急治療や災害医療を行うための専門的なトレーニングを受けた医療チーム(医師+看護師+業務調整員)のこと。1995年1月に起きた阪神・淡路大震災をきっかけに、震災直後の「防ぎ得た死」を減らそうと発足したもので、災害現場ではDMATが消防や警察、自衛隊などの関係機関と連携しながら、救助活動と並行して医療活動を行います。日本中を震撼させた3.11の東日本大震災では、3月11日から22日までの間、47都道府県から約340チーム、約1,500人の隊員が被災地で活動を行いました。電車の下に潜り、被災者を 救助する訓練では、あちこち にあざをつくりながら、 真っ暗闇の中を必死にほふく 前進。いや~大変でした。
JR福知山線列車脱線事故の現場写真を見ながら、実際にどんな対応が現場でなされたのかという話を聞いたり、トリアージ(多くの負傷者に効率よく対応するため、どの負傷者を優先して治療するか、どの病院に搬送すべきかを判断する)の仕方やトランシーバの使い方を実習するなど、研修では災害治療に求められる技術や知識を習得。最終日となる4日目は、地元消防隊との合同で、広域医療搬送を想定したSCU(ステージングケアユニット)訓練や、電車の下を潜って被災者を救助する訓練など、実践さながらの訓練を行いました。我らが松波総合病院の「DMAT」隊員の面々。 当院では、さらに2チーム目、3チーム目の DMAT隊員を養成する予定です。 (写真左から今枝、杉原、朝川、大野、八十川)
今回の研修を終えて、私たち5人は日本DMAT登録隊員となりました。災害は起こらないことが一番いいのですが、東海地方では、近い将来、高い確率で東海地震や東南海地震が発生すると言われています。その万一の時には、すぐに災害現場に駆けつけ、人命救助ができるよう、準備と訓練を継続して行っていきたいと思っています。皆さまからの応援、よろしくお願いします!関連情報 | |
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