近年、メディアで取り上げられる機会も多くなった栄養サポートチーム、通称NST(Nutrition Support Team)は、院内の多職種からなるスタッフ(医師・栄養士・看護師・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士・言語聴覚士・歯科衛生士・ソーシャルワーカーなど)で構成された組織で、主な役割は入院患者さまの栄養管理に関して主治医への提言です。活動目的は、患者さまの栄養状態の改善によるQOL(Quality of life：生活の質)向上ですが、結果的に在院日数短縮や薬剤使用節約などにもつながり、つまり医療費抑制効果も期待できます。 当院NSTは04年6月に設立され、同年8月に日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)から、06年9月に日本栄養療法推進協議会から、それぞれNST稼働施設に認定され、その後一部のメンバーは、栄養サポート専門療養士や摂食嚥下認定看護師としての資格認定も受け、専門知識をフルに活用しています。 ひとりでも多くの患者さまがおいしく食事を食べられるように、チーム一丸となって、これからも日々活動を続けます。