医療情報

みなさん、妊婦さんといえば、お薬をあまり飲まないイメージがありますよね。特に妊娠1~2ヶ月の間は、赤ちゃんに影響を及ぼさないようにお薬を控えるのが一般的です。ただし、元気な赤ちゃんを育てるために、お薬が必要になる場合もあります。今回はそのなかでも、多くの妊婦さんが服用する「鉄剤」について紹介します。
妊娠をすると、赤血球の原料となる鉄分を赤ちゃんに分け与えるため、妊婦さんが貧血になりやすくなります。そのため約半分近くの妊婦さんは鉄剤を服用します。鉄分はビタミンCと一緒に摂取すると吸収されやすいので、食事にフルーツなど取り入れてみましょう。薬の影響で便の色が黒くなる可能性がありますが、心配はいりません。飲み始めは胃のむかつきがおこりやすいですが、徐々に慣れてくる場合が多いので、1~2週間は様子をみてください。
また、薬の影響で便秘が起こりやすいので、あまりにひどいようであれば医師に相談しましょう。 他の薬との飲み合わせですが、一部の抗生物質と一緒に服用するとその効果が半減してしまうため、服用する際は医師・薬剤師に相談してください。
元気な赤ちゃんには十分な栄養が必要です。そのためにもお母さんがバランスの良い食事をとり、医師に処方された薬は毎日忘れずに飲むようにしましょう。
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