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突然の病気やケガで入院すると、環境の変化や治療の影響などにより、身体的・精神的に大きなストレスを受けます。特に高齢者の場合、幻覚や妄想・興奮状態になる「せん妄」を起こしたり、「認知症」の症状が悪化したり、意欲の低下や落ち込みなどの症状が出現することがあります。認知症ケアチームは、こうした症状を持つ入院患者さんが安全で安心できる環境で療養生活を過ごせるようサポートすることを目的としたチームです。
下記の活動を通じて、入院患者さんが安全で安心して療養できるように、 ①認知症ケア回診およびカンファレンス ②認知症ケア管理運営委員会開催 ③院内研修開催 ④認知症サポーター養成研修開催
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向精神薬で鎮静をかけたりすることも広い意味での「拘束(自由を奪うこと)」と見なされるような状況になってきました。病棟スタッフの工夫で安全で快適に院内で過ごしてもらえる方法はないかを常に意識して活動したいと思います。
患者さんの状態を把握し病棟看護師と連携し状態に合わせた看護ケアを行い、入院中の生活が安全で安心して過ごせるようにかかわります。また、チームの活動が円滑に進むよう、回診やカンファレンスの調整や多職種との連携を行います。
患者さん、ご家族が安心して療養生活・退院後の生活が送れるよう、社会資源を活用し関係機関と連携を図りながら支援させていただきます。
現在の能力と患者様の入院前の生活を踏まえ、入院生活の中でも行なっていただけるような活動を提案します。
話すこと、食べること、考えることなど、苦手になっている機能についての評価を行い、情報共有や環境の調整により解消を目指します。
高齢な患者さんへのより安全な薬剤の提案・剤形の選択を通してそれぞれの患者さんにあった薬物療法を提供していきたいと思います。
嚥下機能や食べる意欲の低下した患者さんが少しでも必要な栄養量を確保出来るように、栄養状態の評価を行い、それぞれの状況に応じて食事形態や食事内容を調整させて頂きます。
患者さんの心の健康的な部分や不安を受けとめたり、ご家族のお気持ちや葛藤、意見の相違などをうかがい、チームや病院スタッフへ伝える橋渡し役としてお手伝いさせて頂きたいと思います。
チームが円滑に活動出来るように病院システムの構築や、連絡等細かい所までサポートし、患者さんに良いケアを提供していきたいと考えています。