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この度、松波総合病院 中央検査室は、国際規格ISO15189:2012「医学検査室-品質と能力に関する特定要求事項」の認定を取得いたしました。
これは、当医療機関の臨床検査室が、国際的に認められた品質と能力の基準を満たしていることを証明するものです。患者さまにより正確で信頼性の高い検査結果を提供できるよう、検査の質の向上に努めてまいりました。
今後も、ISO15189の要求事項に基づき、継続的な品質改善活動に取り組んでまいります。
認定日:2024年3月7日
認定機関:社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院 中央検査室
松波総合病院 中央検査室は、患者さま中心の医療を提供するため、質の高い医療サービスの提供に尽力してまいります。
日本適合性認定協会 HP
https://www.jab.or.jp/service/medical_laboratory
ISO15189(英語版)
心電図検査
心臓が動くときに生じる電気(活動電位)を体の表面から記録する検査です。電気が流れるようなことはありません。両手両足に電極を付け、安静時の心電図を1~3分程度記録します。
呼吸機能
合図に合わせて深呼吸などをすることにより、肺活量などの肺の能力を検査します。疾患の病態、重症度の把握、スクリーニング検査、術前・術後の検査などに使用されます。
超音波
人の耳には聞こえない高い周波数の音波を利用して体の表面に近い部分にある臓器や腫瘤などを観察します。プローブの動きをよくするために検査用のゼリーを塗って検査します。
聴力
各周波数の聴力レベルを検査します。耳は大きく分けて外耳、中耳、内耳からなっていますが、これらの伝導路のうちどの部分が障害されても難聴という症状が出ます。難聴の程度、障害部位の評価に利用される検査です。
脳波
覚醒や睡眠の状態、脳の機能障害(てんかん、意識障害などの有無)、その程度や広がりなどを知るための検査です。脳の機能障害を簡便かつ無侵襲に検査することができます。
神経伝導速度
腕や足の神経を刺激して、その刺激が伝わる速度を測定します。神経を刺激するため若干の電気的な痛みを伴う検査です。末梢神経障害の有無や病変の部位、病態の鑑別、重症度などを調べ、臨床診断と治療に役立てることを目的として検査を行います。
睡眠ポリグラフ
簡易と精密がありますが、どちらも夜間の睡眠状態把握のための検査です。脳波、眼球運動、筋電図、呼吸運動、心電図、酸素飽和度、下肢の動きなどを終夜記録し、睡眠の深さ、睡眠時間、睡眠障害の有無、無呼吸/低呼吸の有無と重症度、脈拍の変動、睡眠中の体位との関係などを解析・診断します。
生化学検査、免疫血清検査、血液検査、尿・便検査など
検体検査
血液や尿など、患者さまから採取された検体を検査しています。
生化学検査
免疫血清検査では肝炎ウイルス、HIV等の感染症・腫瘍マーカー・ホルモンなどの検査を実施しています。
免疫血清検査
免疫血清検査では肝炎ウイルス、HIV等の感染症・腫瘍マーカー・ホルモンなどの検査を実施しています。
血液検査
3台ある自動測定機器によって白血球、赤血球、血小板などの細胞数、血液像を検査しています。また、顕微鏡で各細胞の形態や種類を分類することによって貧血や血液疾患の有無などを調べています。
凝固検査
出血性疾患や血栓性疾患などが疑われる場合に行われる検査であり、抗凝固薬のモニタリングとしても行われています。
血液ガス分析
血液中に含まれる酸素や二酸化炭素の量を測定する検査です。
一般検査
尿定性検査は自動分析装置を用いて尿中のpH・糖・蛋白等を検査しています。
尿沈渣検査は尿中の成分を顕微鏡による目視で観察しており、これらの検査によって腎臓や尿路の状態を調べます。
便潜血検査
自動分析装置を用いて便に含まれる血液成分の有無を調べます。
塗抹(グラム染色、抗酸菌染色)、培養、薬剤感受性試験など
血液型、不規則抗体、交差適合試験、製剤管理など
血液型検査
私達の血液には、非常に多くの血液型があります。中でもABO血液型とRh血液型は輸血をする上で極めて重要な血液型となります。
不規則抗体検査
輸血や妊娠などにより自分とは異なる血液が身体に入ると、その血液に反応する免疫抗体を作ることがあります。これを不規則抗体と呼びます。不規則抗体は溶血を引き起こす原因となるため、安全な輸血や適合血液の確保のために検査を行います。
交差適合検査
輸血前検査として患者様と血液製剤の血液を用いて、適合性を確認するために行います。ABO血液型の適合性や、患者様が血液製剤に対しての不規則抗体を持っていないかを検査します。
その他
自己血輸血、各種製剤(赤血球製剤、血小板製剤、新鮮凍結血漿、アルブミン)の管理など行っています。
細胞診検査、病理組織検査など
組織診断
病理診断とは体のいろいろな臓器に発生した病気の成り立ち、病気の種類、病気の状態などを顕微鏡で観察して病気の種類、程度などを診断することです。
細胞診断
細胞診とは、患者から採取された細胞像を観察することにより、得られた細胞の良性/悪性の判定などを行う検査のことです。
組織標本を作製するまでの流れ
顕微鏡で組織構造を観察するために、①固定、②包埋、③薄切、④染色の手順で作製します。
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